公立学校のホームページを考える、スタート

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今日から、「公立学校のホームページを考える(仮)」というプロジェクトをスタートしました。教育分野におけるデザインを考えていきます。

具体的には、糸島市内の全ての市立小学校のホームページを調査し、そのデザインや運営状況の課題を明確にしていきます。そしてそれを解決していくための方針を、糸島市教育委員会に提案する予定です。

ホームページ運営に悩んでいる学校は少なくありません。少し知識がある教職員がいれば、その人に全て業務が降りかかる…ということもよくあります。

そもそも必要なのか、あるいは、学校のホームページは学校関係者以外にも価値があるのでは… などなど、すこし広い視野から「公立学校のホームページ」を捉え、考察していこうとおもいます。

そしてこのプロジェクトは、九大の教育学部2〜3年生、10名程に参加してもらいます。

福祉の現場と同様に、教育の現場(ここでは小学校)にもなかなかデザインが行き届いていません。彼ら彼女らが、将来はたらく現場で何かしらの課題に直面したときに、デザインのスキルや思考に馴染みがあれば、視野がひらける可能性があります。

…という具合に、今回のプロジェクトは特に、「デザイナーを目指さない学生のためのデザイン教育のあり方」を意識しながら進める予定です。随時こちらで報告していきます。

写真は、明日から始まるDESIGNING展の準備の様子。院生、がんばってます。

2015.07追記:2014年度の最終的な提案はこちらになります